このところこの揚羽が庭を絶えず訪れます。 |
私は祈っています。・・・あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか・・・知ることができますように。(新約聖書 エペソ1:18)
(もう一つの側面は、この人としての(キリストの)完全さが最初に誕生したものである教会においては、集団的に明らかにされるということです。キリストは神様の初子です。教会も初子そのものであります。キリストと私たちはひとつのからだとして出発させられます。(ただし)あなたと私は決して神性を持つ者として合わせられるようにはなりません。私たちは互いが神性を持つひとつのからだではありません。神性は私たちが彼にあってひとつである(キリストである)
「人」にあるのです。私たちはこうして人であるキリストに合わせられるのです。パウロがエペソの人々へのこの手紙で言うように「二つのものをご自身において新しいひとりの人に」(訳注:エペソ2:15)造り上げるのです。
私たちは先ほどキリストの人としての完全さは集団的に明らかにされると言いました。そのことが私たちを導いて使徒の祈りにおいてこの二番目の訴えをさせるのです。すなわち「・・・聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか」であります。)
聖徒がキリストにあって受け継ぐものとは何でしょうか。また聖徒がキリストから受け継ぐ栄光の豊かさとはどんなことでしょうか。それは聖徒にはキリストご自身があまねく知られるように、神様がキリストにご計画をもっておられるのと同様に備えられているということです。キリストが中心的な満たしとなるのであり、その満たしは決して孤立的な方法であらわされるべきではないということが神様が熟慮されていることであります。もしそうでなかったら、そこにはどんなご計画もなかったことでしょう。なぜなら、キリストは受肉なしに神格をもってそのことをなさることができたのだったら、そんなふうに完全性を持たれたことでしょう。それがピリピ人への手紙が言っていることです。キリストは神様と等しくあられ、すべての完全性を持っておられたのですが、ご自身空しくなられたのです。なぜでしょうか?他の人々が完全にされるために、キリストはご自身を固守なさろうとされなかったのです。固守はサタンが望んでいることであります。
主イエス様は他の人を完全にするために自分を捨てられました。使徒は言います。「キリストの心を心としなさい」(訳注:ピリピ2:5)もし皆さんのうちで誰かが自分の持つ権利や自分の立場を固辞し、自分自身のために一切を支配する傾向があるなら、皆さんは自分自身の権利を他の人々が入って来て利益を得るために放棄させるキリストの霊そのものに反していることになるのです。キリストから受け継ぐべきことはこれなのです。キリストは万物の相続人とされます。しかしキリストは聖徒を持つのと同じだけ万物を持つことができるのです。キリストは聖徒を通して、そして聖徒のうちにこれらの「万物」を得られるのです。それがその取り決め、約束の役割です。キリストがすべてを持つためにおられることは神様の世界の一つの孤立した単位ではなく、人間知の約束によるのであり、集団的な意味があり、個人的な意味だけではありません。神様はキリストが教会を持つまでは、そして教会がキリストを完全に知るようになるまでは、主イエス様があらゆることを受け継ぐことができないようにと、そのことを絶えず意図されたのです。
(教会はキリストの花嫁と呼ばれ、キリストの栄光を前面にあらわす花嫁たるべきです。キリストの栄光は花嫁をとおして知られるようになるのです。あなたはアブ
ラハムの召使いを覚えておられるでしょう。彼はイサクの花嫁を連れて来るために出かけ、その花嫁の満足を勝ち取る最後の決め手となったのは彼の主人の豊かさを示し、
彼女にそれらの富を与えることだったのです。これらのものが示された時、彼女は「私は行きます」と答えたのです。彼女は花婿の富が示されたものの虜となったのです。家族の他の人たちはこのイサクがどんな人か、乞食であるか王子であるかどうかをどの程度知っていたでしょうか。イサクを駆け引きにした召使いは花嫁の家族にこれらの富や宝石を見せました。それで家族はイサクがどんな人か知ったのです。
この召使いは、花嫁がキリストが王子であること、栄光や富や豊かさ、すなわち聖徒が受け継ぐものを示す乗り物となるように、花嫁(である教会)に示すためにキリストを同伴する聖霊の典型であります。あなたがたが黙示録の終わりにやって来ると・・・)
(今日の箇所は The Church of the Firstborn - Chapter 3 の抜粋引用訳です。原文はhttp://www.austin-sparks.net/english/openwindows/003362.htmlです。中々興味ある内容が網羅されていますが、訳するのは困難で誤訳の恐れがあります。読者の方のご指摘をよろしくお願いします。)
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