2011年9月27日火曜日

教会は協同する信者の集まりである

今日の大落古利根川の川縁
神は孤独な者を家に住まわせ・・・(旧約聖書 詩篇68:6)

エペソ人への手紙が他のものよりも高い位置にあるのはこのことなのです。つまり今やキリストと一緒によみがえらされ、天に座らされているのは、他の信者たちとつながってのことなのです。そのつながりの中にあなたがたは自分たちの完全な満たしを知るようになるのです。あなたがたは決して孤立したり、切り離された個人としてspiritual enlargement(霊的な拡大)を体験するのではなく、他の信者とのつながりのなかで体験するのです。「神は孤独な者を家に住まわせる」(詩篇 68:6)そしてこのことについてはあなたがたがその教義を理解しようが理解しなかろうが、受け入れようが受け入れなかろうが、そんなことにはおかまいなく、疑いがないことなのです。あなたがたは私たちの霊的な拡大は他の信者たちと真の霊的なそして天的につながる方法によって生ずるということを非常に急速に体 験をとおして理解できるのです。そのことはクリスチャンにとってきわめて長い間一緒に住むことは必ずしも容易でないという事実によって明らかにされます。それは言うのは恐ろしいことに響きますが、勘定に入れねばならないたくさんの他の要因があるのです。

もし、あなたがたがこの世の通常の人間であったら、きわめて上手にやって行けるかも知 れません。けれどもクリスチャンであるなら、あなたがたはサタンの全勢力に遭遇せねばならないのです。サタンは、生まれながらのいのち(訳注:古い性質)のどんなささいなものにも目をつけ、働きかけてくるのです。そのようにサタンはクリスチャンの間で、もし彼らが天的な位置に立たなければ、決して知ることのないような困難さを生み出すのです。クリスチャンは(このような)天にある勢力に日々遭遇しているのです。困難、摩擦、クリスチャンを分離させようとするが、(クリスチャン以外の)他の人は分離しようとはしない十字架の流れが存在するのです。それは主の民の間の真の霊的な一体性と完全に固く結びつけられているからです。その一致は主に対する一致ですが、サタンには対抗するものだからです。サタンはできるだけその霊的一致を壊そうとするのです。サタンは霊的一致が彼にとってどんな意味を持っているのか知っていますし、主もそれがご自身にとってどんなことを意味するかご存知です。それゆえにクリスチャンが一緒に生活する場合、 とりわけ長く生活する場合、特別に余分に困難が生ずるのです。

結論としてどういうことが言えるでしょうか。こういう困難さが生ずるとき、私たちは次のように言うべきです。「霊的一致は、私にとって新しい霊的位置を獲得し、またこの頂きに達するために明らかに必要なことです。もし私がそれをあきらめずそこから離れたくないのなら、私はある霊的な拡大に向かって進まねばなりませ ん。私は主を新しい方法で知り、もっと恵みや愛や忍耐を持たねばなりません」それが霊的拡大であり、それは関係を持つことによって生ずるのです。(もちろん、それがただ一つの道です。霊的拡大が関係を保つことによって生ずるものは他にもたくさんあります。)もし私たちが祈りにおいて一緒いることを保ちさえするなら、霊的拡大があるのです。

(今日の箇所は A Way of Growth - Chapter 2  の 抜粋引用訳です。原文はhttp://www.austin-sparks.net/english/openwindows/003390.htmlで す。「成長の道」と題するこの文章は全部で4章からなり、今日の箇所はその2章のさわりの部分にすぎないが、メッセージはコリント、ガラテヤ、エペソの各手紙の違いに言及し、「教会」が協同的な信者の群れによってはじめてなることを主張しています。ちょうど今日吉祥寺の火曜学び会でベックさんが学ばれた内 容とオーバーラップする内容であります。そのメッセージの中で『私は日本に来る前、ロンドンから香港まで集会を訪ねたが、「主はそこにいます」と言わざるを得なかった』と短く言われました。55年前(1956年)の那珂湊でのメッセージを掘り出してきてなされたメッセージということであったが、このスパークス氏のメッセージは1948年当時のものであり、同じルーツのものであると言わざるを得ません。興味ある方はhttp://hiroba119.web.fc2.com/roba/の火曜学び会の9/27の録音をアップして聞いてみてください。それにしてもspiritual enlargementは「霊的拡大」と訳してしまいましたが、もっと適切な訳があるように思えてなりません。どなたかご教示をお願いします。)

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